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【注目のホラー・サスペンス新作映画:2026年6月 Part II】

このコンテンツでは公開未定、公開決定作含め、思わず「おっ?」と目を留めてしまうような興味深い新作を不定期で(できるだけ定期的にしたいですが(笑))紹介していきたいと思います。

プロ野球の交流戦もほぼ終わり、また新たなシーズンの始まり!という時期でありながら「梅雨」という、ちょっぴり気分が沈みがちなネタも。まあそんなときは「ホラー!」なんて、まったく繋がりのない話題でありますが(笑)、またも新作紹介です。前回は『アウトウォーターズ 裂けた砂漠』をはじめなかなかにビジュアルからかなりクる作品ばかりでしたが、今回はジワジワとボディーブローのように効いてくる秀作が集まりました。こちらも要注目!

※なお、本記事には広告プロモーションが含まれます。

近日公開予定の注目作品

『遺愛』

(C)2026「遺愛」製作委員会

あらすじ:
実家で母の介護を続けていた藤井佳奈(山下リオ)が、ある日、妹・杏里(小川あん)のもとを訪ねてくる。佳奈は血色が悪くやつれた様子で、自分たちの母が“もう母ではない、何かになってしまった”ことを告げる。父の死を機に実家に戻り、献身的に母の介護を続けていた佳奈。だが彼女は、話しかけてもほとんど無反応で、食べ物をこぼし、部屋を散らかし、ときに突然噛みついてくる母に対して次第に苛立ちを募らせ、疲弊していく。そんな中、佳奈の周囲で不幸な出来事が立て続けに起こり、彼女はその原因が母――今はもう母ではない“何か”――による呪いだと考えるようになる。そしてその呪いの次の標的は、一家と懇意の精神科医・熊谷(マキタスポーツ)、さらに次は勇太の番なのだと。果たして、佳奈が言うように本当に呪いが存在し、家族に危険が迫っているのか。それとも、介護に疲れ心身ともに限界に達した彼女が生み出した偽りの真実なのか。佳奈と共に母の暮らす実家へと向かった杏里は、そこで驚くべき光景を目にする。(以上、オフィシャルサイトより)

英題:IAI

監督・共同脚本:酒井善三

出演:山下リオ、小川あん、藤井京子、瀬戸さおり、関口アナン、市野叶、小島叶誉、マキタスポーツほか

日本公開:2026年6月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開

配給:ライツキューブ

“恐怖”と“呪い”を新たな視点で描く異色のホラー映画。認知症の母の介護に疲弊していく娘の精神状態を通して、「介護」と「愛」の果ての狂気を炙り出しています。

本作はテレビ界と映画界の鬼才が手を組み、映画の枠を超えた“純粋な恐怖”を突き詰めた意欲作。 酒井善三監督は、中編『カウンセラー』でSKIPシティアワードを受賞し、黒沢清監督ら巨匠からも視線を注がれる気鋭のクリエイター。一方、企画プロデュースの大森時生は、「行方不明展」や「イシナガキクエを探しています」など、現実を侵食する数々の仕掛けでSNSを震撼させてきたプロデューサーです。

これまでテレビ的な演出やバズの手法で恐怖を仕掛けてきた両者が、本作ではあえてその武器を脱ぎ捨て、一切の騙し討ちなしで「映画の強度」だけで真っ向から勝負を挑んでいおり、現代的な“親の介護”という身近な狂気を、不穏で冷徹な映像美で炙り出します。作品はすでにオランダのロッテルダム国際映画祭やポルトガルのポルト国際映画祭など、世界の映画祭へ出品され絶賛を浴びています。

とにかく全編に漂う不気味な雰囲気と、主演を務める山下リオの不安定な表情が生み出す不安感。この「戦慄」は霊現象などといった非現実なのか?現実の中にある闇なのか、そのどこかあいまいな構図の中に見せる怖さから、本作はまさに現代ホラーの流れを汲む作品といえるでしょう。

公式サイト

👉こちらも是非!「心の大きな支えが『何か』により脅かされ、人を絶望へと追いやる」という骨子が共通する物語『三日葬/サミルチャン』

1.IAI

Release: Jun 19, 2026(in Japan)

Summary: A chilling psychological masterpiece that redefines the essence of maternal dread, IAI tackles the haunting realities of eldercare and familial decay. Directed by the award-winning Zenzo Sakai (The Counselor) and executive produced by Tokio Omori—the viral mastermind behind social-media phenomena like the “Missing Exhibition”—this film strips away conventional jumpscares to deliver pure, unadulterated cinematic tension. The story follows Kana (Rio Yamashita), a daughter mentally pushed to her absolute limits while caring for her unresponsive, increasingly aggressive mother. As misfortune plagues the family, Kana becomes convinced that her mother has mutated into a vessel for a relentless curse. Melding bleak, clinical visual beauty with an ambiguous line between supernatural phenomena and psychological breakdown, IAI stands as a definitive milestone in modern J-horror, sharing a devastating emotional bleakness with the acclaimed The Devil’s Stay.


『オブセッション 災愛』

(C) 2026 Focus Features LLC.

あらすじ:

恋心を寄せている女性ニッキーとの距離を縮めたいと願う、孤独で内向的な青年ベア。その思いから、彼は願いをかなえてくれるという不気味なまじない「ワン・ウィッシュ・ウィロー」を使うことを決心する。この奇策が功を奏し、ベアはニッキーとの距離を縮めることに成功する。しかし純粋だったはずの恋愛感情は、次第にニッキーの「執着」へと変貌し、ベアは想像を絶する惨劇にのみこまれていくのだった。

原題:Obsession

監督・脚本:カリー・バーカー

出演:マイケル・ジョンストン、インディ・ナバエレッテ、クーパー・トムリンソン、メーガン・ローレス、アンディ・リクターほか

日本公開:2026年7月17日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開

配給:パルコ

内気な青年の恋愛願望が、妙なおまじないによって制御不能な恐怖へと転じていく様子を描いたホラー。これまでSNSやネット動画を舞台に、現代人の孤独や歪んだ承認欲求をスリリングに描いてきたカリー・バーカー監督が、大手プロダクション「ブラムハウス」とタッグを組み、製作費100万ドル未満という超低予算ながら、アメリカで異例の大ヒットを果たしました。

主演のマイケル・ジョンストンが執着に狂う青年を、インディ・ナヴァレッテが不穏な変化を遂げるヒロインを怪演。ジャンプスケアとユーモアを緻密にコントロールするバーカーならではの卓越した演出が、観客の心理を底なしの恐怖へ引きずり込んでいきます。

この作品の特徴は、なんといってもジョンストン、ナヴァレッテという二人それぞれの表情。まあ二人を中心に展開していくので、どうしてもここに目が行くのは当然でありますが(笑)。予告映像だけみてもナヴァレッテの狂気をこれでもかという感じではらんだ佇まいにどうしても引きずられてしまいます。そしてその彼女に怯え、絶望に向かっていくジョンストンの不安と絶望感を込めた表情。一方で明かされていく驚愕の真実とエンディングとは…と、期待しか生まれてこないでしょう!

公式サイト

👉👉こちらも是非!不意に生まれた恋愛が、やがて狂気の恐怖へと…『Erica -エリカ-』

2. Obsession

Release: July 17, 2026(in Japan)

Summary: Brought to life by the powerhouse horror studio Blumhouse and director Curry Barker—celebrated for transforming modern internet anxieties into high-stakes thrillers—Obsession is a micro-budget triumph that conquered the US box office. The narrative centers on Bear, a lonely young man whose harmless infatuation takes a terrifying turn after he utilizes a mysterious ritual known as “One-Wish Willow” to win over his crush, Nikki. What begins as a dream romance rapidly degenerates into a suffocating, lethal fixation. Barker meticulously controls the narrative with a blend of dark humor and sudden, jarring tension, elevated by the intensely disturbing performances of Michael Johnston and Indy Navarrete. For fans who were captivated by the toxic, obsessive descent of Erica, this film offers a masterclass in psychological claustrophobia.


『マーターズ』

(C)2008 Eskwad – Wild Bunch- TCB film

あらすじ:
1970年初頭のフランス。行方不明となっていた少女リュシーは、傷だらけの姿で発見される。彼女は長期間にわたり監禁・虐待を受けていたが、犯人の目的も明らかにならないままだった。それから15年後。成長したリュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)は、自分を虐待した犯人を見つけたと確信し、とある家族に壮絶な復讐を試みる。親友アンナ(モルジャーナ・アラウィ)は彼女を助けようと現場へ駆けつけるが、そこで想像を絶する真実に直面することになる。(オフィシャルサイトより)

英題:Martyrs

監督:パスカル・ロジェ

出演:モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンパノイ、カトリーヌ・べジャン、イザベル・ジャス、エミリー・ミスクジャン、マイク・チャット、ガエル・コアン、アニー・パスカル、ジェシー・パムほか

日本公開:2026年8月14日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開(※4Kリマスター版:オリジナルは2009年8月29日に日本初公開)

配給:OSOREZONE、シンカ

本作のオリジナルは2008年に製作された、フランスの鬼才パスカル・ロジェ監督によるサスペンス。『マーターズ【4Kデジタルリマスター】 』として新たに公開されます。「ただ観客を驚かせるため」ではない、絶望に立ち向かう女性の信念と人智を超えた領域を描くロジェ監督の演出は、公開から18年が経った今も色褪せない。日本が世界最速となる待望の4K劇場公開によって、その深淵が真の姿を現します。

物語は、幼少期に監禁・虐待された少女リュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)が15年後に起こす壮絶な復讐から始まります。しかし、親友のアンナ(モルジャーナ・アラウィ)が彼女のもとに駆けつけたとき、事態は想像を絶する「真実」へと反転していく……。

本作を手掛けたフランスの鬼才パスカル・ロジェ監督は、単なる残虐描写の枠を超え「人間の内面に潜む狂気と哲学性を極限まで追求する」という極端な作家性で知られています。2008年の初公開当初は、凄惨なバイオレンスから「拷問ポルノ」と一部で非難を浴びたものの、予測不可能なストーリー展開と計算され尽くした絵画のように美しい構図は、世界中の熱狂的なファンを虜にしました。

世界の映画界を震撼させ、今なお現代の映像作家たちに多大な影響を与え続ける孤高のトラウマ映画が、鮮明な映像でスクリーンに帰ってきます!

公式サイト

👉こちらも是非!ファウンド・フッテージ作品という特性を生かした不穏感、雰囲気が強い印象を放つ『白い車に乗った女』。

3. Martyrs

Release: August 14, 2026 (in Japan:(first August 29, 2009))

Summary: Eighteen years after its initial release, Pascal Laugier’s legendary and unflinching masterpiece Martyrs returns to the big screen in a world-premiere 4K digital remaster. Emerging from the New French Extremity movement, the film transcends the boundaries of traditional body horror, evolving into a deeply philosophical and agonizing exploration of human suffering and transcendence. The plot begins as a straightforward tale of brutal vengeance enacted by Lucie, a young woman tracking down the family that tortured her as a child. However, when her fiercely loyal friend Anna arrives to help, the narrative turns inside out, plummeting into an unfathomable abyss of cosmic dread. Renowned for its painterly, terrifyingly beautiful compositions and its uncompromising narrative, this 4K screening allows global cinephiles to witness the definitive version of one of the most influential and unforgettable trauma-films in cinema history, a perfect companion piece for those intrigued by the atmospheric isolation of The Woman in the White Car.


(2026/6/17 追記)

『死亡遊戯で飯を食う。 44:CLOUDY BEACH』

(C)鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/
「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会

あらすじ:
これは、とあるいかれた世界の話。
プレイヤーネーム・幽鬼《ユウキ》。
職業・殺人ゲームのプロフェッショナル。
生存率が極端に減少するジンクス「三十の壁」を越え、
彼女が44回目に挑むゲーム《クラウディビーチ》。
舞台は、逃げ場のない絶海の孤島。そこに集められたのは8人のプレイヤー。
その中には、幽鬼が見知った熟練者(ベテラン)の姿もあった。
島からの「脱出」がクリア条件と思われた矢先、
一夜明けて発見されたのは、凄惨な「バラバラ死体」だった。
疑心暗鬼が渦巻く中、ゲームの真のクリア条件とは──。
──壁を越えた先には、壁を越えた人しかいない。
彼女は今日も、死亡遊戯で飯を食う。(オフィシャル資料より)

監督:上野壮大

原作:鵜飼有志

声の出演;三浦千幸、宮本侑芽、永瀬アンナ、田村ゆかり、稲垣好、島田愛野、明智璃子、遠野ひかる

日本公開:2026年7月10日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開

配給:アニメック

原作は、鵜飼有志氏による人気ライトノベル「死亡遊戯で飯を食う。」。2026年1月から3月にかけて放送されたTVアニメ(全11話)では、可愛らしい少女たちが容赦なく凄惨な罠に散っていくギャップと、緻密な頭脳戦がホラー・サスペンスファンの間で大きな話題を呼びました。今回劇場公開される『44:CLOUDY BEACH』は、そのTVシリーズの熱狂をそのまま引き継いだ待望の完全新作続編です。

本作最大の恐怖は、極限状態が生み出す「疑心暗鬼の心理戦」にあります。主人公・幽鬼(ユウキ)は、プレイヤーの生存率が急落するジンクス「三十の壁」を越えたプロの実力者。しかし、44回目のゲーム舞台となる絶海の孤島に集められたのは、同じく修羅場を潜り抜けた8人の「ベテランプレイヤー」たちでした。

お互いの手の内を知り尽くした強者同士だからこそ、一瞬の油断が死に直結します。「誰が味方で、誰がハメようとしているのか」という、息が詰まるような騙し合いは一級品のサスペンス。いつ残虐な死が訪れるか分からないホラー的緊張感が、全編を支配します描かれるのは生への執念が生む人間のエゴ。観る者の精神を削る、濃密なデスゲームの幕が上がります。
(2026年7月10日より2週間限定公開)

公式サイト

👉こちらも是非!デスゲームに興じる人たちの緊迫した姿を追った『ミステリー・アリーナ』。

4. SHIBOYUGI: Playing Death Games to Put Food on the Table 44: CLOUDY BEACH Release: July 10, 2026 (2-Week Limited Theatrical Release in Japan) Summary: Following the massive success of the TV anime series broadcasted from January to March 2026, this highly anticipated, all-new feature-length sequel takes the brutal psychological suspense to a deadly new level. Based on the popular light novel by Yushi Ukai, SHIBOYUGI follows Yuki, a professional player who survives in a twisted world where young girls compete in lethal, low-survival-rate death games for a living. Having broken through the notorious “Wall of Thirty” superstition, Yuki enters her 44th game, titled CLOUDY BEACH, set on a desolate, inescapable isolated island alongside eight fellow seasoned veterans. What begins as a mission to escape turns into a suffocating, paranoia-fueled nightmare when a gruesome, dismembered body is discovered after the first night. Directed by Sota Ueno, this film thrives on the psychological warfare of “who is an ally, and who is setting the trap.” The juxtaposition of cute anime aesthetics with cold-blooded egos, calculated backstabbing, and high-stakes tension delivers a premium, mind-bending horror experience that tests the limits of human survival instincts.


配信で楽しむなら、こちらが最短ルート。

(※30日間の無料体験なら、「とてつもない恐怖の体験」がし放題!)


場面写真

『遺愛』

(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会
(C)2026「遺愛」製作委員会

『オブセッション 災愛』

(C)2026 Focus Features LLC.
(C)2026 Focus Features LLC.
(C)2026 Focus Features LLC.

2026/6/20 追加

『死亡遊戯で飯を食う。 44:CLOUDY BEACH』

(C)鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会

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